アイランド・アシュラム

Ashram's Voices

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生徒さんが身も心もゆだねられるヨガインストラクターになりたい。

#1 林 奈津子

これからRYT200の資格を取得しようかどうか迷われている皆さんへ向けて、アイランド・アシュラムの卒業生が生の声をお届けするAshram's Voicesのコーナーです。皆さんの未来への選択肢が広がるきっかけになれたらなという想いで、このVoiceをお届けします。

Ashram's Voicesの第一弾は、第6期生の林 奈津子さんです。

目次

はじめに

第6期生として合宿に参加し、卒業後は自身でヨガクラスを開催しながら、めちゃくちゃ楽しそうにヨガライフを送っている林 奈津子さん。

RYT200ヨガインストラクター養成講座に参加する前の心境、合宿に挑む前の心持ち、合宿中に考えていたこと、それから、今ヨガインストラクターとして活動する中での自身のあり方など、相変わらずの奈津子節をまじえながら熱く語ってくれました。

今、RYT200の資格を取得しようかどうか迷っている皆さんの背中を少しでも押すことができればと思い、アイランド・アシュラム代表の佐藤がインタビューをさせてもらいました!

1. RYT200の資格を取得しようと思ったきっかけ

—— まず、どうしてRYT200の資格を取得しようと思ったんですか?

理由はふたつあります。

ひとつは、15年くらい続けているフラダンスのためです。体のメンテナンスをしたかったし、もっときれいにフラダンスを踊れるようになりたかったので、ヨガを学ぶことにしました。

あともうひとつの理由は、憧れのヨガインストラクターの方との出会いにあります。その方のクラスに初めて参加したとき、シャヴァーサナ(ヨガクラスの最後に横になって行う瞑想)でヨガ哲学的なことをお話してくださったんです。ちょうどその頃プライベートで色々あったということもあり、その言葉が胸に突き刺さり、「ヨガにはそういう考え方があるんだ!」とヨガの奥深さを知りました。

そのあとも、その方のクラスに通い続け、ヨガの世界観に魅了され自分ももっとヨガについて勉強したいと思うようになりました。ちょうどコロナ禍でこの機会を利用して何か勉強したいという気持ちもあったので、RYT200の資格を取得することに決めました。

2. アイランド・アシュラムを選んだ理由

—— RYT200のスクールが数多くある中、どうしてアイランド・アシュラムを選んでくれたんですか?

その憧れのヨガインストラクターに相談したところ、「少人数でアットホームなスクールのほうが向いているんじゃない? 短期で取れる合宿制のスクールとかもあるよ!」とアドバイスをもらい、少人数制で合宿制のスクールを探しました。私の性格的にはまさにこのスタイルが合っていると思いました。

そして見つけたアイランド・アシュラムのHPを見てブログを読んだときに、主催者のヨガ愛と人柄が伝わってきてそれも決め手になりました。

—— めちゃくちゃうれしい!!地道にブログを書いててよかったです(泣)

3. 合宿に参加してみて予想通りだったこと、予想外だったこと

—— アイランド・アシュラムの合宿に参加してみて予想通りだったことって何がありましたか?

まず、海がきれい!空気もきれい!環境がよかったです。それから、参加する前から思っていたことですが、他の受講生の皆さんとの深い縁を実際会ってからもやはり感じました。出会うべくして出会ったんだなーと。

あとは、予想通りタイトなスケジュールだったので眠かった(笑) それからもともとそんなにキャパシティーがあるほうではないので、一度にたくさんのことを吸収するのが若干パニックになることがありました。

—— では、逆に予想外だったことは?

さきほど「予想通り眠かった」って答えたんですけど、それが不思議とストレスじゃなかったことは意外でした。もっとストレスを感じるんじゃないかと不安だったんですけど、それ以上に学ぶことがとても楽しかった。体も動かすし、座学も退屈ではなくて。

あと、もともと集団行動が苦手だったので、参加する前は朝から晩まで人と一緒に過ごさなければならないことが心配でした。相部屋なのも、正直不安でした。

でも合宿中は、人と過ごす時間でも心がフラットでいられたんです。だから相部屋も全然苦じゃありませんでした。

—— どうして心がフラットでいられたんですか?

合宿にのぞむときに、「からっぽの自分で合宿に参加しよう」って決めてたんですよね。プライドとかこれまでの自分とかは全部家に置いて、沖縄行きの飛行機に乗りました(笑) それは「合宿で起こることすべてを吸収して帰ろう」と思っていたからなんです。それはもう、ハイエナのような感じで。

そのおかげで、合宿中は人から嫌われてもいい、どう思われてもいい、自分らしくいようと思っていたので、変に人の目を気にすることがなく過ごせました。

それが集団生活を楽にしてくれていんだと思います。

あ。それから、大宜見村の豊かな自然も後押ししてくれていましたね。

—— 主催者の私から見ても、奈津子さんはすごく素直でありのままの姿で合宿にのぞんでいるんだなというのが伝わってきました。その証拠に、毎日泣いてましたもんね(笑)

本当に!自分自身も、あんなに泣くとは思っていませんでした(笑)びっくりです。

第6期の仲間たちとの楽しいひととき

第6期の仲間たちとの楽しいひととき

4. 合宿を通して感じた、自分自身の変化

—— そんな合宿を通して、奈津子さんが一番大きく変わった部分ってありますか?

人とのコミュニケーションの取り方が変わりました。

—— どんな風に?

もともと人と関わるときはいつも受け身でした。聞き役にまわることが多くて、あまり自分から発するようなタイプではありませんでした。

でも、合宿期間中って、自分の考えや感じたことを話す機会がとても多かったですよね。それがすごく楽しかったんです

それまでは、こんなことを言ったら変だと思われるんじゃないか、とか人目を気にしていた部分があったので、自分から話すのをちゅうちょしていたんですよね。合宿が終わってからは、そのちゅうちょするのが減りましたね。

合宿後は、職場の人とも「こう言ったらどういう反応が返ってくるだろう」みたいな感じで、ゲーム感覚でコミュニケーションを取れるようになりました。そうすると、今まで感じていた「人から変だと思われることが怖い」みたいな感覚が減りましたし、コミュニケーションが今までよりも円滑に進むこともありました

いやあ。まさに、「人生が変わる10日間」でしたね、本当に。

—— (爆笑)いいタイミングでアイランド・アシュラムのキャッチコピー使ってきましたね。ありがとうございます!

本当。ハイエナのような気持ちで合宿に参加しましたから(笑)

ビーチヨガでの一コマ

ビーチヨガでの一コマ

5. ヨガインストラクターとしてデビューするときに準備したこと

—— そういえば奈津子さんって、今はヨガインストラクターとして活動されていますが、もともとはヨガインストラクターとして働きたいという気持ちはそこまで大きくなかったですよね?それがどうして、ヨガを教えることになったんですか?

そうなんですよ!たまたま私が働いている会社が入っているビルのオーナーが、そのビルの一室をヨガのレッスン場所に使っていいと言ってくれたので、「これはもうやるっきゃない!」と。

私の友人たちもぜひヨガのレッスンを受けたいと言ってくれたので、がんばって合宿で学んだことを復習してヨガインストラクターとしての初日にのぞみました!

—— 奈津子さん、合宿で学んだことを復習したんですね?

それはもう!1月に合宿を終えて、2月は丸1ヵ月復習に費やしました

合宿で使用した資料の一言一句をノートに書き写す作業をしました。仕事の昼休みとか、お休みの日とかの空いた時間を使って、自分なりにまとめながらノートを作りました。そしたら、「このとき、先生がこんなこと言ってたなー」「〇〇ちゃん(他の受講生)がこんな表情であんなこと質問してたなー」って風景を思い出すんですよね。

このノートに書き写す作業は、的確な質問をしていた他の受講生に聞いた方法なんです!私にとっては、この方法がとても合っていて、有意義な復習の時間となりました。

あと、ヨガビジネス講座で学んだことも、何度も読み返しました。ホームページも作成したんですけど、やっぱり作ってよかったと思いました!

それから、SOELUというオンラインのヨガのレッスンも週4回受けています。また、アイランド・アシュラムの合宿中にZoomで生演奏をしてくださった、星祐介先生のレッスンにも月2回ほど通い、キールタンも教えてもらっています。素敵な先生たちに恵まれ、自分のためのヨガの時間も確保できていて、本当にありがたいです。

—— ・・・すごい!奈津子さんのヨガのレッスンはどんどん生徒さんが増えてきていて、その秘訣も知りたいと思ってたんですけど、今のお話を聞いてそれが分かってきました。ヨガインストラクターとしてデビューするときは、相当緊張したでしょう?

すごい緊張して、その日はどっと疲れが出たのを覚えています(笑)

でもいい意味で吹っ切れていました。やってみて、もし友人たちがリピートしてくれなかったとしても仕方がない、いろいろな人に失敗を知られるのは恥ずかしいけど、とりあえずやってみようと思っていました。

合宿で学んだことを生かそうという意気込みがとても大きかったです!

なつこヨガ(奈津子さんが行っているヨガクラスの名前)の風景

なつこヨガ(奈津子さんが行っているヨガクラスの名前)の風景

6. ヨガインストラクターの仕事の楽しさとは

—— 奈津子さんのヨガのクラスの開催レポートをSNSで拝見していますが、めちゃくちゃ楽しそうですね!何がそんなに楽しいんですか?(笑)

全部楽しいですねー(笑)

自分の誘導によって、目の前の生徒さんが気持ちよさそうに動いてくれているのを見るのも感動だし、一緒にヨガの時間を過ごせているのもうれしい。

それから、次回はこんなレッスンをしてほしい!という要望をいただけるのもまた励みになりますね。

毎回私のレッスンに参加してくださった皆さんにはLINEで一言お礼のメッセージをしているんです。それに「次回は体幹を鍛えるレッスンをやってほしい」とか、「もっと柔軟性を高めるポーズをやりたい」とかリクエストをもらえると、またさらにがんばろうと思いますね!

—— 奈津子さんのヨガのクラスを生徒さんがリピートするかの秘訣がここでも分かりました!お礼のLINEをしているんですね。ちなみに、生徒さんにはどんなことをLINEでお伝えするんですか?

参加してくださったお礼はもちろんですが、レッスンに来てくれたときの本人の状態を気遣う一言を入れるようにしています。観察していると、その人の表情や動作、顔色を見てその人の状態が分かるので、ねぎらいの言葉を入れますね。「お酒はほどほどに」とか、「忙しいと思うけど、たまには湯船につかってね」とか。

自分でヨガのクラスを開催しているので、全部自分の好きにできるという意味では、スタジオに所属して決まったことをやるよりも、自分でクラスを開催するスタイルがとても合っている感じがします。

なつこヨガの生徒さんたちと一緒に☆

なつこヨガの生徒さんたちと一緒に☆

7. 今後の展望

—— 奈津子さんのレッスンには最初奈津子さんのお友達が来てくれていて、そのお友達がリピートしてくれつつ、その友達がまた他の友達を連れてきてくれている、という理想的な展開をされていますね!今後はどんな風に活動していきたいと思っているんですか?

「生徒さんが身も心のゆだねられる先生になる」というのが一番の目標です。最初にお話したヨガを勉強するきっかけとなった先生も私にとっては身も心もゆだねられる先生だったし、梨予子先生(アイランド・アシュラムの講師)もそうでしたから。

安心してその時間をゆだねてもらえるような先生になりたいですね。

あとは、幅広い層の方にヨガを伝えていきたいです。マタニティヨガ、キッズヨガ、シニアヨガもゆくゆくは勉強したいと思っています。

私のレッスンにも今60代の方が来てくれているのですが、その方を見ていると体の使い方とか力の抜き方とかがどうも難しいようです。先日も、梨予子先生(アイランド・アシュラムの講師)にシニアの方にヨガを教えるときの注意点をLINEで質問しました。

—— 学ぶことにとことん貪欲な奈津子さん、本当に有意義な時間をありがとうございました!その行動力と熱い気持ちがあれば、どんな夢でもかなうと思います☆

林奈津子さん

卒業生へのインタビューを終えて

アイランド・アシュラムでは、事前のカウンセリングをオンラインで行っています。多くの方とお話をしていく中で質問や悩みには共通点があることに気づきました。

「集団生活ができるか心配です」「ハードな合宿を乗り切れるか不安です」「資格を取った後は本当に仕事にしていくことができますか」「合宿に参加すれば変われますか」など。

今回の奈津子さんのインタビューを通して感じたのは、それらを決めるのはすべて「自分自身」であるということです。集団生活やハードな合宿をどう楽しく乗り切るか、合宿での学びをどう生かすか、RYT200の資格を取得した後はどうやってクラスを展開していくか、どうやって自分自身を変えるか。

自分の心持ちや目的意識ひとつで、合宿後の人生を豊かにすることはいくらでもできると思っています。

また、「とりあえずやってみる」という奈津子さんの姿勢にも激しく共感しました。

  • 集団生活が苦手だけど、合宿に参加してみた。
  • ヨガインストラクターをやる予定ではなかったけど、せっかくなのでやってみた。
  • 合宿で先生から教わったことをやってみた。
  • 他の受講生がやっていたことを素直にまねしてみた。

何事もやってみないことには何も始まりませんからね。

このインタビューが、誰かの「やってみたい」の背中をきっかけになれたらいいなと思います☆


なつこヨガの詳細情報
林 奈津子さん
林 奈津子さん
なつこヨガ 主宰

この記事の著者
佐藤 佳奈
佐藤 佳奈
アイランド・アシュラム 代表

ヨガ歴15年。2014年に沖縄に移住し、沖縄の美しい海でお客さまとヨガインストラクターをマッチングさせるサービス、沖縄ビーチヨガを設立。 予約人数は5年間で1万人を超える。沖縄ビーチヨガを運営する中で、集客やマーケティング、マネジメントを学び、多くのヨガインストラクターと関わる。 その経験を生かして、生徒が多いヨガインストラクターと生徒が少ないヨガインストラクターの違いを研究している。

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