RYT200ヨガインストラクター養成合宿 第18期修了しました!

July 4, 2022 / Posted by 佐藤 佳奈

先日、RYT200ヨガインストラクター養成講座の第18期生が卒業しました✨

10日間の合宿を、エネルギッシュにパワフルに過ごした18期生たち! 今回もそれぞれの知識や経験を共有しながら学び合い、励まし合いながら10日間をみんなで乗り越えました。

今置かれている環境も、年齢も、これまでの経歴もまったく異なる受講生たちが出会い、「ヨガ」というたったひとつのものでつながる魅力的な場所。

今回は、第18期生の10日間を振り返ってみたいと思います!

みんないい笑顔!みんないい笑顔!

目次

合宿ならではのヨガ的な生活

アイランド・アシュラムは、ヨガインストラクターになるためにヨガの技術を学び、RYT200の資格を取得することを目的としたスクールです。

でも決してそれだけではありません。

資格取得と同じくらい、またはそれ以上に大事なものを得ることができます。それは、日常生活をより豊かにするものであったり、生きやすくなるための知恵だったりします。

ヨガの目的はただ単に、アーサナをきれいにとることや、体の柔軟性を上げることだけではないんです。ヨガの目的の本質的なところはヨガ哲学で深く学びますが、もっと別のところにあります。

受講生の皆さんには、哲学で学ぶヨガの教えをまずは理解し、そしてこの合宿中にたくさん実践してもらいます。そして、多くの気づきを得てもらいます。そうすると、合宿が終わってからの日々が今まで以上に豊かになったり、人によっては物の見方が変わり、とっても生きやすくなります。今までの卒業生からの近況報告でもそういったうれしい報告をちょこちょこ受けていますよ!

例えば、ヨガの八支則の中に、ヤマ、ニヤマという教えがあります。一言で言うと、ヤマは5つのやらない方がいいこと(禁戒)、ニヤマは5つのやった方がいいこと(勧戒)です。一見すると当然のことのように思える心得ばかりですが、自分の日常生活を振り返ってみると、実際はできてないことが多いのです。

ヤマの中に、アヒンサー(非暴力)という言葉があります。暴力をしてはいけないという意味ですが、人を殴ったり蹴ったりする人はあまりいないでしょう。でも、心の中で人に暴言を吐いたり、あるいは自分自身に暴言を吐いて自分を卑下したりすることはありませんか? 

アイランド・アシュラムの第18期生の中にも、毎日ヤマ、ニヤマを実践し、多くの気づきを得た方がたくさんいましたよ(^^)

ある受講生は、「最終日のデモレッスンの練習時間が足りないかもしれない」と合宿中不安になったそうです。でも、そこでニヤマの中のサントーシャ(足るを知る)を思い出し、「本当に練習時間は足りていないのだろうか?」と思い直し、自己対話をしたそう。そうすると、自分の中で答えが出てとてもすっきりしたとうれしそうに報告してくれました!

こういうことって、日常生活でもありませんか? 本当はそこにあるのに気づけなくて、足りないと思い込んでしまうこと。

すべてのことにつながりますが、結局はその人のものの見方なんですよね◎ 同じものが存在していても、ある人にとってはそれは十分なもので、別のある人にとっては足りないものに見える。

ヨガの教えを学び、それを実践することで自己対話が生まれ、気づきを得て、ものの見方が大きく変わります。

ヨガインストラクターになったときにも、このヨガ的な生活ができているかどうかって、とっても大事です!

生徒さんはヨガインストラクターのヨガを教える技術以外の部分を、とてもよく見ています。このヨガインストラクターは、人と接するときにどんな接し方をする人で、どんな考え方をし、どんな生き方をしているのか。ヨガを教える技術以外のところでも、生徒さんから評価されているものです。

ですから、ヨガの教えを学ぶだけでなく、日常生活でも実践して、ぜひ理想の自分に、理想のヨガインストラクターに近づいていってもらえたらいいなと思います☆

日に日にいい顔になっていく受講生たち日に日にいい顔になっていく受講生たち

ここからは、今回合宿に参加してくださった受講生の皆さんを少しご紹介していきます。

会社員Aさんの10日間

普段は会社員をされているAさん。

合宿に参加される前にAさんがRYT200を取得しようと思われたのは、ご自身のためでした。

最初は、今までやってきたヨガをもっと深く学んでみたいという想いが大きかったAさんですが、講座を受講する中で「ヨガを誰かに伝えていきたい」という気持ちが芽生えてきたそう✨

今までAさんが仕事で培ってきたものが、今回の講座の中で再確認できたことで、「ヨガを伝えることで、職場の同僚のために何かできるかもしれない!」と講座の途中で覚醒したAさん。 最終日のデモレッスンでは、職場の方をイメージしながらテーマ性を持たせたレッスンを見事にやりきりました✨

合宿が終わったら、「ヨガのレッスンを会社の研修の一環で取り入れてもらえるように交渉してみようかな」とキラキラした目で教えてくれましたよ!

「本当に来て良かったですー!」とうれしいコメントもいただきました。

これからのご活躍を、心から応援しています♡

アーサナプラクティス、ペア練習の風景アーサナプラクティス、ペア練習の風景

歯科衛生士Bさんの10日間

普段は歯科衛生士として働いているBさん。

今、Bさんが通われているヨガスタジオのヨガインストラクターの雰囲気が好きで、「自分もそのヨガインストラクターのように生き生きと働いてみたい!」と思われたのが、今回RYT200の資格を取得しようと思われたひとつめの理由です。

他にも「ヨガをするようになってから、精神的にも安定するようになり、さらにヨガに対する興味が大きくなったのも受講を決めた理由です」とお話してくれました。

そんなBさんは、最初はとにかく人前で話すのが苦手だったそう!

アイランド・アシュラムは少人数制ということもあり、自分の考えをみんなの前でシェアしてもらう時間を要所要所で設けています◎

「最初はすごく緊張して、なかなか話すこともまとまらなかったけど、だんだん慣れてきて、最後の方は紙に書かなくても、その場で自分の言いたいことが言えるまでになりました!」とうれしい成長の軌跡を教えてくれました☆

10日間で、目に見える成長が自分でも実感できると自信になりますよね!

苦手だったことにも果敢にチャレンジして、理想の自分にまた一歩近づいたBさん。ステキです✨

合宿が終わったら、ヨガのレッスンも少しずつ提供していきたいとのこと!

RYT200の講座で学んだことを生かしてBさんらしく、自信を持ってレッスンを提供してもらいたいなと思っています♪

ヨガインストラクターCさんの10日間

普段はヨガインストラクターとしてすでに活動されているCさん。

これからのご自身のスキルアップのため、今回、RYT200の資格を取得されました!

「これまであまりヨガ哲学を知らなかったけど、今回しっかり勉強できたことがとてもよかったです!」とうれしい感想をくださいました。「今までパワー系のレッスンばかりしてきたけど、今後はまた少し違ったレッスンをお客様に提供できたらいいな」とも話してくれました。

ヨガインストラクターは正直、ヨガ哲学をそんなに深く知らなくても前に立ってある程度のアーサナがとれて、誘導ができれば教えられるのが実情です。

だからこそ、冒頭でもお話したように、ヨガ哲学を知っていてさらにそれが実践できると他のヨガインストラクターとの差別化ができるので、とっても強いです!

例えば、レッスンの前座でヨガ哲学にからめたお話をして、生徒さんの心をふっと軽くしてあげたり、ヨガの教えをテーマとしたレッスンを展開するのもいいですよね。

ヨガのレッスンに来られる生徒さんの中には、体の不調だけではなく、心にも何かしら不調があって来られる方も多いです。

ですから私個人の意見ですが、心にまつわるヨガのお話と、そこにヨガインストラクターの体験なんかを混ぜると、永遠にネタがつきずに生徒さんを癒やせるというすごく強い武器になると思うのです!!

Cさんのこれまで以上のご活躍を楽しみに、見守っています♡

アイランド・アシュラム第18期のハイライト!

今回もまた、世界自然遺産である「やんばる」ならではの環境を満喫できた10日間になりました!

今回は、ビーチクリーンからの帰り道に、なんと虹を見ることができました。写真の左側に方にうっすらある虹、皆さんにも見えますか?

虹!虹!

そして、合宿3日目くらいで梅雨明けし、それからはお天気のいい日が続きました☆

つかの間の休憩つかの間の休憩

それから毎回恒例、今回も五感をフル活用しながらサンセットビーチヨガを楽しみました♪

開放感あふれるビーチでヨガ開放感あふれるビーチでヨガ

ビーチヨガのときは、講座中のようにアーサナの細かいアライメントは気にせず、ただただ沖縄の自然に身をゆだねながら、体を動かしていきます。

刻一刻と変化する空のグラデーション刻一刻と変化する空のグラデーション

波音のBGM、頬をなでる潮風、空のグラデーション、砂浜のふかふか感、やんばるの大自然は今日も豊かです♡

そして、今回も大宜味村の大自然に感謝の意を込めて、カルマヨガの一環でビーチクリーンを行いました。

カルマヨガとは、行いのヨガで、行いの結果に見返りを求めないという意味があります。

ビーチクリーンビーチクリーン

受講生の皆さん、たくさんのゴミを拾っていただき、今回も本当にありがとうございました♡

カルマヨガを通して、それぞれが何かを考えるきっかけになれるとうれしいです。

それから、毎回恒例のたき火瞑想、今回ももちろんやりましたよ✨

たき火瞑想たき火瞑想

今回も蛍を見ることができました。世界自然遺産の大宜味村だからこそ体感できる自然の豊かさ。

みんなでマントラを歌いながらたき火瞑想をして、受講生それぞれに思うことがあり、気づきがあり、味わい深い時間となりました。

受講生の皆さんからのメッセージ

最後に、いただいたメッセージを一部ご紹介します♡

“ この10日間本当にお世話になりました。

人生のターニングポイントでこのアイランド・アシュラムと最高の師、最高の友に会えて切磋琢磨できたことは一生の宝物です✨ ”

受講生Dさん

心のこもったメッセージ、とっても励みになります! ありがとうございます。

これからもこのご縁がずっと続きますようにこれからもこのご縁がずっと続きますように

同じ期間、同じ講座を受講しても、置かれている環境やなりたい自分像によって、感じ方や10日間の取り組み方はまったく違ったものになります。

この開催レポートが、読んでくださる誰かの参考になれたらいいなと思います(^^)

ここで出会えた人たちは人生において特別な人たちだと思います。これからもずっとこのご縁が続きますように✨

そして、皆さんのこれからのヨガライフがよりいっそう実り多きものになりますように。

またお会いできる日を楽しみにしています!


この記事の著者
佐藤 佳奈
佐藤 佳奈
アイランド・アシュラム 代表

ヨガ歴15年。2014年に沖縄に移住し、沖縄の美しい海でお客さまとヨガインストラクターをマッチングさせるサービス、沖縄ビーチヨガを設立。 予約人数は5年間で1万人を超える。沖縄ビーチヨガを運営する中で、集客やマーケティング、マネジメントを学び、多くのヨガインストラクターと関わる。 その経験を生かして、生徒が多いヨガインストラクターと生徒が少ないヨガインストラクターの違いを研究している。

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